ChloeのOn/Off写真館

2005年7月、マダガスカルへの初旅行3日前に、キツネザルを撮りたくて一眼レフを衝動買い。以来、レンズ越しに見える世界に魅せられて、国内外を旅して動物を撮影しています。

また逢う日まで

ジーク 20060210撮影


今日、天へ召されたジークを見送ってきました。
桜の開花後とは思えないような寒い日で、涙雨が降っていました。

火葬の前に、くろうさぎ君と交互にジークを抱いて、お別れの写真を撮りあいました。すごく淋しいのに、写真の中の私はなんだか自然に微笑んでいました。突然のことで、あっけなくて、まだ信じられない気持ちもあるけれど、ジークが安らかに旅立ってくれたこととこれまでの感謝の気持ちから笑顔で見送れたのだのだと思います。

ジークが家に来たのが2014年10月23日。12年8カ月という時間を一緒に過ごしてきました。そのころの私は、がむしゃらに会社で働いて、休日は特になにをするわけでもなくぼーっとしていた気がします。その後、デジタル一眼レフを買って写真にのめりこみ、鹿写真家になったのですが、写真集が出ることが決まった時も、初個展が決まった時も、ジークを抱きしめて顔をうずめて喜んで、ジークもじっと喜びを分かち合ってくれている気がしました。

最近は寝ている時に布団の中に入ってきてくれることがあって、ゴロゴロ(というか、私にはブーブーと聞こえるのですが)と喉を鳴らして足でそっと私を押してくるジークを幸せな気持ちで抱いていたものです。

あぁ、本当にさみしくなるなぁ。でも、これからジークのいない日々に、くろうさぎ君とベルと一緒に少しずつ慣れていかないと。ジークはこれからも、私の心の中の一番温かい場所にいてくれるのだと思います。

ありがとう、ジーク。また逢う日まで。
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  1. 2017/03/26(日) 18:05:33|
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さよならジーク

ジーク 2015/12/30

ジークが今朝、虹の橋に旅立ちました。

朝5時頃、なんだかのどが渇いて目が覚めてリビングに行くと、いつもの場所でジークが眠っていたので、抱き上げてみるとなぜか体がつっぱっています。びっくりして顔を見てみると、ちょっと舌が出たままになっていて、少しいつもより冷たい気がしました。

くろうさぎ君も起きてきて、二人で交互に抱きながら、呼びかけてなぜていると、一回だけしっぽが動きました。それが、お別れの挨拶でした。

昨夜寝る前もなんの兆候もなく、いつものようにベットに来ないなぁと思っていたところでした。あまりに突然で、まだ実感がわきません。でも、苦しむことなく、眠るように旅立ってくれたのはよかったのかもしれません。

ジークはとても優しくて、私が具合が悪い時などはベットでよく寄り添ってくれました。賢さもあって、「俺はお前たちの会話がわかってるのに、なんで俺の言うことはわかんないんだ?」といわんばかり。そのうち猫又になってしっぽが二股になるんじゃない?ってよくくろうさぎ君と話していました。最後に体重を計ってみると、6.6キロありました。まるっとして、抱き心地のいい癒し猫でした。

ジークをよく座っていた場所に安置すると、後輩猫のベルが二本足で立ちあがってちょっと不思議そうに見ていました。

写真は2015年12月30日に撮影したもの。最近は鹿ばかり撮影していて、ジークのことを撮っていなかったのですが、写真展の情報を雑誌に載せてもらったので、掲載誌を撮影しようとしたら、モデルになってくれました。

ジーク、本当にありがとう。

2004年7月25日生まれ。2017年3月25日逝去。合掌。
  1. 2017/03/25(土) 10:56:14|
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懐かしの田代島へ

Kyotographie
(C) Chloe


「猫の島」こと、宮城県の田代島に来ています。ここを訪れるのは4回目。鹿を撮り始める前は猫をよく撮っていたので、ここはまさに聖地でした。震災の被害は比較的小さかったといわれる田代島ですが、その後、島を離れる人が増えて、人口が減っていると聞きます。ゴールデンウィークの今日は、船は満席で臨時便が出るほどですが、民宿が少ないので、多くの人は日帰りで帰っていきます。商売っ気のない素朴なところも、田代島らしいのかもしれません。

明日は金華山に移動して、鹿撮影です!
  1. 2015/05/03(日) 20:27:40|
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KYOTOGRAPHIEに行ってきました

Kyotographie
(C) Chloe

週末にKYOTOGRAPHIEに行ってきました。全部は見られなかったのですが、気になった展示をご紹介します。

なんといってもお勧めなのは、日本初展示となるロジャー・バレン。堀川御池ギャラリーの3室を使って、1960年から2014年までの作品を見られる充実のラインナップです。土日にはトークショー&ブックサインも開催され、ロジャー自身から作品の変遷をスライドショーで語ってもらうという贅沢な時間を過ごしました。コムデギャルソン京都店で上映されているスライドショーも大画面で見られるので迫力があります。

ルイ・ジャムの「チェルノブイリ」も、とても印象的です。原発事故の後、地元で生活する人々のポートレートなのですが、二重露光や現像でのエフェクトがかけられた画面が目に見えないものの痕跡を捉えようとするアーチストの意図とぴったり合っています。

フォスコ・マライーニの「海女の島」は、作品もさることながら展示空間がとても印象的でした。1954年に能登半島沖合の島で撮られたという海女さんたちの大らかな美しさを見ると新鮮な驚きがあります。また、入口から展示室にたどり着くまで、海に誘われているような空間が素敵です。地図ではちょっとわかりにくいので、近くの展示会場で場所を説明してもらうといいかも。

ノ・スンテクの「reallyGood, murder」は考えさせられる作品。今も政治的緊張が続く韓国の状況を批評性を持ちながら美しさも備えた作品で表現しています。一点、上のほうに飾られているので、航空ショーを見るようにちょっと見上げてみるといいかも。

空間の美しさでは、建仁寺内の普段は非公開の両足院で展示されている榮榮&映里の「妻有物語」も空間と作品が合っていて素敵でした。庭に降りていく茶室の動画と音響も興味深いです。

KG+の楢橋朝子さん"biwako2014-15"もお勧めです。水面と地上の世界を一つの美しい画面に捉えた楢橋さんの作品と金物工場を改装したという天井の高いgallery Mainがマッチしていて、とても素敵な空間になっています。

KYOTOGRAPHIEの展示を廻ってみて、写真展の魅力って作品の力はもちろんのこと、展示空間がいかに作品のメッセージと響きあっているかということなんだと改めて実感しました。会期は5月10日までなので、いらした方はぜひ感想を聞かせてくださいね!
  1. 2015/04/20(月) 22:39:53|
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写真を撮るということ

Angkor
(C) Chloe

中原中也の「帰郷」という詩があります。

最後の一節に「ああ おまえはなにをして来たのだと……吹き来る風が私に云う」という言葉があるのですが、私はずっと「ああ おまえはなにをしに来たのだと……」だと思っていました。

中原中也の故郷は山口県山口市。私は同じ山口県周南市(旧新南陽市)の出身です。なので、なんとなく親近感を抱いていたのですが、この詩について覚え違いをしていたのは、故郷についての思いの違いからでしょう。

私にとっての周南市は父の転勤先でした。生まれた時からそこにいたけれど、なんとなくその土地のものではないのだという意識は幼い頃から抱いていました。学校になじめなかったこともあって、いつかはこの土地を出ていくのだと、いつも意識していました。

中学3年の夏休みに、父が再び転勤になり、東京圏にやってきたのですが、自分にとっては今を暮らす場所であっても故郷ではありません。根無し草のような感情をずっと抱きながら、長い年月が過ぎました。

一月に、ふと思い立って、すごく久しぶりに生まれ故郷に行ってみました。当時の記憶とは変わり果てた街に、思いがけず感じた喪失感は、やはり故郷を懐かしむ気持ちだったのだと思います。私たちは、二度と還らない不可逆な時間の中を生きている。そんな中で、かつてそこにいたことを担保するのは、記憶と写真だけなのかもしれない。だから、写真を撮り続けていこう、とふと思ったのでした。

たぶん、近いうちにまた、周南市に行ってみると思います。昔を懐かしむだけではなく、今を見つめるために。

  1. 2015/03/06(金) 22:04:01|
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