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ChloeのOn/Off写真館

2005年7月、マダガスカルへの初旅行3日前に、キツネザルを撮りたくて一眼レフを衝動買い。以来、レンズ越しに見える世界に魅せられて、国内外を旅して動物を撮影しています。

世界遺産・橋野高炉跡に行ってきました

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先週末に岩手県釜石市にある橋野高炉跡に行ってきました。あまり知られていないと思いますが、実は、2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業の構成資産」の一つとして世界遺産登録されているんです。(私も今回初めて知りました)。幕末に作られた高炉跡として現存している最古のもので、日本の近代製鉄の発祥の地だというのが登録された理由だそう。登録初年度は年間4~5万人訪れたそうですが、年々訪れる人も減ってきて、私が行った時は雨模様ということもあって人影もまばらでした。でも、ボランティアガイドさんの説明を聞きながら訪れた高炉跡は結構面白かったです。「日本人、頑張っていたんだなぁ、今の私たちはどうだろう」って最近の製造業にまつわる品質管理問題を思い出してちょっと現状を憂いてしまいました。頑張りましょう!今を生きる私たち(^^)。
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  1. 2017/10/31(火) 21:23:32|
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T3 Photo Festival Tokyoに行ってきました

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T3 Photo Festival Tokyoに行ってきました。展示はまだ半分しか見ていないのですが、宇佐美雅浩さんの展示がとても迫力があって、印象的でした。

PHatPHOTO 5-6月号のタカザワケンジさんの作品解説と編集部によるインタビューによると、広島で被爆者の方々とご家族に声をかけて、実際に現場で撮影した作品だそう。そのスケールと労力もすごいのですが、喪服の方々の集団があつまる右側と子供たちは花々が彩る左側で二つの時間が重なっている構成力も素晴らしいと思いました。

上野公園入口に飾られていたので、普段は写真展を見に来ないかもしれない人たちも足を止めてご覧になっていました。こういう広がりが生まれるのが屋外展示の魅力なのでしょうね。

28日(日)まで開催されているので、できれば再訪したいと思います。
  1. 2017/05/21(日) 23:01:06|
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ツシマヤマネコの福間くん

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(C) Chloe

4月30日から5月2日まで対馬に行ってきました。

対馬はとても謎めいた島です。
「魏志」倭人伝にも登場するというほど古くから歴史上で重要な役割を果たしており、遺跡もいろいろ残っています。また、ツシマジカやツシマヤマネコのような固有種がいるように、自然のユニークさも興味深い島です。なのに、観光地として紹介されることはほとんどなく、メジャーなガイドブックシリーズには対馬のタイトルがありません。最近、対馬の名前がメディアを賑わせたのは、米海軍の原子力空母カール・ビンソンが対馬東方で海上自衛隊と演習を行ったという話題でしょう。

なぜ対馬は観光地としてのポテンシャルを持っているのにここまで控えめなのか、と不思議に思いながら現地についてみると、予想外の賑わいにびっくり!確かに、ホテルの予約も満室でした。さすがゴールデンウィーク、と思っていたら、違いました。なんと、同宿の人は9割が韓国人。行きかう観光バスに乗っているのも韓国人。韓国では人気の観光地なんですね。ホテルの人に聞いてみると、緑が美しい、水がきれい、済州島より安く行ける一番近い外国…などいくつか理由はあるようですが、それにしても新鮮な驚きでした。ただ、韓国と日本の関係が悪化すると、ぱたりと客足が止まるそうです。日本では最近、少女像問題への抗議として大使が一時帰国しましたが、韓国では、今の日韓関係はそう悪くない、とみなされているのでしょうか。

せっかく対馬にやってきたので、元動物写真家としてはやはりツシマヤマネコに会わなくては、ということで、空港から車で90分ほどの場所にある対馬野生生物保護センターに向かいました。途中、道路のあちこちに、ツシマヤマネコ飛び出し注意、という道路標識があるのですが、その地点はかつて交通事故があったり、目撃情報があった場所だそう。でも、今は島全体で70頭から100頭程度しかいないそうですから、そこで待ち構えていてもまず会えないようです(汗;)。

センターでは、まず、ガイドさんの案内でツシマヤマネコとイエネコの違いをクイズ形式で学んだり、声を聴いて怒ってる、威嚇している、子猫の声など当てるコーナーなどでツシマヤマネコについてお勉強。奥に進むといよいよツシマヤマネコに対面です。ここに棲んでいるのは、福馬くんという13歳のオス。最初はお尻を向けて眠っていて、顔が見たいなぁと思っていたら、ふと向きを変えて薄目を開けてくれたところを撮影させてもらいました。福岡市動物園で生まれ、対馬にやってきたので福・馬と名付けられのだそう。後で写真を見てみたら、思いのほか鋭いまなざしで、野山での暮らしを知らなくても野生の血が通っているのかなと思いました。
  1. 2017/05/04(木) 18:47:29|
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また逢う日まで

ジーク 20060210撮影


今日、天へ召されたジークを見送ってきました。
桜の開花後とは思えないような寒い日で、涙雨が降っていました。

火葬の前に、くろうさぎ君と交互にジークを抱いて、お別れの写真を撮りあいました。すごく淋しいのに、写真の中の私はなんだか自然に微笑んでいました。突然のことで、あっけなくて、まだ信じられない気持ちもあるけれど、ジークが安らかに旅立ってくれたこととこれまでの感謝の気持ちから笑顔で見送れたのだのだと思います。

ジークが家に来たのが2014年10月23日。12年8カ月という時間を一緒に過ごしてきました。そのころの私は、がむしゃらに会社で働いて、休日は特になにをするわけでもなくぼーっとしていた気がします。その後、デジタル一眼レフを買って写真にのめりこみ、鹿写真家になったのですが、写真集が出ることが決まった時も、初個展が決まった時も、ジークを抱きしめて顔をうずめて喜んで、ジークもじっと喜びを分かち合ってくれている気がしました。

最近は寝ている時に布団の中に入ってきてくれることがあって、ゴロゴロ(というか、私にはブーブーと聞こえるのですが)と喉を鳴らして足でそっと私を押してくるジークを幸せな気持ちで抱いていたものです。

あぁ、本当にさみしくなるなぁ。でも、これからジークのいない日々に、くろうさぎ君とベルと一緒に少しずつ慣れていかないと。ジークはこれからも、私の心の中の一番温かい場所にいてくれるのだと思います。

ありがとう、ジーク。また逢う日まで。
  1. 2017/03/26(日) 18:05:33|
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さよならジーク

ジーク 2015/12/30

ジークが今朝、虹の橋に旅立ちました。

朝5時頃、なんだかのどが渇いて目が覚めてリビングに行くと、いつもの場所でジークが眠っていたので、抱き上げてみるとなぜか体がつっぱっています。びっくりして顔を見てみると、ちょっと舌が出たままになっていて、少しいつもより冷たい気がしました。

くろうさぎ君も起きてきて、二人で交互に抱きながら、呼びかけてなぜていると、一回だけしっぽが動きました。それが、お別れの挨拶でした。

昨夜寝る前もなんの兆候もなく、いつものようにベットに来ないなぁと思っていたところでした。あまりに突然で、まだ実感がわきません。でも、苦しむことなく、眠るように旅立ってくれたのはよかったのかもしれません。

ジークはとても優しくて、私が具合が悪い時などはベットでよく寄り添ってくれました。賢さもあって、「俺はお前たちの会話がわかってるのに、なんで俺の言うことはわかんないんだ?」といわんばかり。そのうち猫又になってしっぽが二股になるんじゃない?ってよくくろうさぎ君と話していました。最後に体重を計ってみると、6.6キロありました。まるっとして、抱き心地のいい癒し猫でした。

ジークをよく座っていた場所に安置すると、後輩猫のベルが二本足で立ちあがってちょっと不思議そうに見ていました。

写真は2015年12月30日に撮影したもの。最近は鹿ばかり撮影していて、ジークのことを撮っていなかったのですが、写真展の情報を雑誌に載せてもらったので、掲載誌を撮影しようとしたら、モデルになってくれました。

ジーク、本当にありがとう。

2004年7月25日生まれ。2017年3月25日逝去。合掌。
  1. 2017/03/25(土) 10:56:14|
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